トラブルレポート(5)アイドリングが下がらない。
この症状が出たのは、ベンリィ50プロですが110プロでも起こる可能性があるので載せておきます。走行中にアイドリングが下がらなくなり、スロットルボディを車体から外し点検してみました。調べたのは、スロットルボディを分解清掃、そして車体に装着しエンジン始動した所、無事安定したアイドリングでしたが暫く走行の後エンジンを切り再び始動した所、アイドリングが上がりスロットルを少し回し回転を上げてアクセルを戻しても依然アイドリングが高いまま戻りません。もう一度スロットルボディを外し点検し取り付けた所異常なし、しかし一度エンジンを切り再始動すると又、同じ症状でした。
原因追求の結果: スロットルボディについているIACバルブの動作不良でした。
作業内容です。
エアークリーナーボックスの赤丸の部分のボルトを取り外す。
赤丸部分のボルトを緩める(スロットボディとの取り付け部分)上の矢印のリヤフェンダーとの取り付けボルトを取り外す、そしてブリーザーホースを取り外す。
少し見にくいですがミッションのブリーザーホースを取り外す。
これで、エアークリーナーボックスが取り外しできます。
エアークリーナーボックスを取り外したところの画像です。
スロットルボディとインシュレーター取り付けボルトを緩めてスロットルボディを引き抜きます。
スロットルボディを取り外した画像です。
赤丸部分の部品がIACバルブです、矢印部分の配線を外す。
IACバルブの赤丸部分のボルトを外す。特殊な工具が必要です。(花形トルクスドライバー)
IACバルブのボルトを外した時に使用した工具です。
IACバルブの正常な状態の画像です。配線を繋いで点検をしても異常なく作動したのですが。
バルブを外した所、矢印が示すように本体に固定された状態で外れました。(症状が出たときの状態です。)
※ 部品を新品に交換し取り付けしました、現在快適に走行しています。
今回使用した工具です。